〈連載〉学生広報

2022.9.28

インタビューVol.3

「唐澤太輔准教授と粘菌研究クラブ」

話題は唐澤先生が扱う「粘菌」へ……

K:今回は開学10周年に向けた企画ということですが。では粘菌にとっての10年ってどうなんだろうという話です。人間じゃない他の生物の10年って。犬ならそろそろ寿命が近づいてくる。
粘菌の動きを200倍速から300倍速すると人間と同じくらいの速度になるかな。
H:300倍、ということは3000年ですか。
K:人間にとっての10年は粘菌にとっての3000年かもしれない!おもしろいですね。
そういう意味で過去10年、今後10年を考えるというのは極めて人間的なことだなと思います。そもそも節目と考えなきゃいけないんだろうか、と。10周年に向けたインタビューでこれを言ったら元も子もないか(笑)
H:でもそういう視点でインタビューしていけるのはすごくいいと思います。
K:10年って区切りとしてどうなんですかね。手指が10本だからというのはあるかもしれないけれど。
H:たしかに。たまたま私たちの普段使っている数字のうえで区切りがいいだけとも言えますね。
K:もっとスパンを長くしても美大らしくていいんじゃないかと。五万年前と五万年先、十万年間とか(笑)
H:いいですね。そういうふうに、インタビューさせてもらう人の研究してる分野の時間感覚や、その人自身の時間感覚から過去・現在・未来を見つめるような企画にできれば。
ただ学生にとっては10年というのは非常に大きいとも思います。10年前なんて、10歳とかそこらですから。
K:成人してからの10年と子供の頃の10年は全然違いますからね。うちの息子は今3歳だけれど、彼にとっての1日ってめちゃくちゃ長いと思う。それに対して僕の1日の短さよ……。

 

Vol.4へ続く