福井県あわら市にある美術館「金津創作の森」で学芸員をしている石川達紘さんをお招きしてお話を伺います。
「コンプレックス」は「劣等感」という意味で使われるイメージですが、本来”Complex”は「ギャラリー・コンプレックス」というように、「複合体」や「複雑な・様々な部分からなる」という意味を持っています。石川さんが現在研究している現代美術作家・斎藤義重(1904-2001)の最晩年のシリーズのタイトル《複合体》も”Complex”でした。また、美術館という「コンプレックス」な施設の中での「複雑な・様々な部分から成る」仕事の話や、日本語でいう「コンプレックス」をいかに活かしてきたかなど、”Complex”をキーワードに入り組んだ話を伺います。
[プロフィール]
石川 達紘(いしかわ たつひろ)/金津創作の森 学芸員
1987年 山梨県生まれ
2010年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科芸術学専攻卒業
2010年 ~現職
2018年 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科芸術学専攻修了
専門は近現代美術史、主に現代美術作家・斎藤義重(1904-2001)を中心とした研究。近年の担当展覧会:「アートドキュメント2017 河口龍夫―眼差しの彼方」(2017)、「ぐるっと展望!現代アート入門-高橋コレクション-」(2016)など。
向三軒両隣トークシリーズ2018 Vol.05
「COMPLEX コンプレックス 複合体」
日 時:2018年8月3日(金) 18:00 – 19:30
場 所:秋田公立美術大学 大学院棟 1F G1S
ゲスト:石川 達紘(金津創作の森 学芸員)
https://www.facebook.com/events/631199497279105/
[お問い合わせ]
向三軒両隣実行委員会(秋田公立美術大学大学院内)
メールアドレス mukousangenryodonari@gmail.com
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