秋田公立美術大学附属高等学院とフィンランドの2学校の生徒が交流展2021「“HOME”-フィンランドテキスタイルデザインに学ぶ-」を開催します。
本展は、本学美術教育センターの尾澤勇教授が代表する科研費研究課題「北方圏の風土を生かした資質・能力育成の基盤研究:北欧との造形教育交流と比較から」の一環として開催されます。ぜひご覧ください。
【秋田&フィンランドの後期中等教育の美術教育交流展 2021
「“HOME”-フィンランドテキスタイルデザインに学ぶ-」】
会期:令和4年2月23日(水・祝)~3月7日(月)
時間:09:00-21:00(初日のみ13:00から、最終日15:00まで)
場所:秋田市文化創造館 3FスタジオA3-1(秋田市千秋明徳町3-16)
入場:無料
【ステイトメント】
日本の秋田とフィンランドのエスポーは同じ北方圏に所属していて、森林の文化、狩猟の文化、粘り強い気質など両地域の共通点があります。一方で島国と大陸、人口や国や教育の仕組みなど違う点もあります。本委員会は、教育交流展を通してグローバルとローカルを比較することによって両国の生徒が自らの郷土のよさや価値に気付き、心豊かに生き、両国の文化を豊かにすることのできる人材の育成を目標に2014年から活動しています。2015年度から秋田とフィンランドで交互に美術教育交流展を開催してきました。
2021年度は、日本側が秋田公立美術大学附属高等学院、フィンランド側は、エスポーンイヒテイスルセオ高等学校とオムニア職業学校の生徒が作品を制作し、その成果を秋田市文化創造館で発表いたします。
フィンランドは、テキスタイルの文化の伝統が現代に息づいており、多くのテキスタイルデザインブランドや個人のテキスタイル作家が活躍しています。
今回の秋田市とエスポー市の後期中等教育の美術教育交流展では、広い意味での“HOME”(家、家庭、自分、家族、故郷、故国 など)をテーマに、両国の生徒がフィンランドのテキスタイルデザインの理念や造形の特長などを学び、その良さを生かしテキスタイルデザインに展開可能なパターンデザインを描いたり、作品に仕立てたりしました。両国の作品を同時展開することで、両国の生徒が自分の“HOME”について造形を通してどのように捉え、国際理解をはかったのかを是非ご覧下さい。
交流展の開催にあたり、物心両面から、協力、後援、助成、協賛をいただいた個人、両国の学校、法人等、各方面の方々に御礼申し上げます。
参加校:秋田公立美術大学附属高等学院、エスポーンイヒテイスルセオ高等学校、オムニア職業学校(エスポー市、カウニアイネン市、キルッコヌンミ町合同設置)
主 催:日本&フィンランドの美術教育交流展実行委員会
後 援:フィンランド大使館、秋田市教育委員会、秋田フィンランド協会、 日本フィンランドデザイン協会、芬日協会、秋田公立美術大学
協 賛:エスポー市中等教育後期・成人教育課
助 成:公益財団法人野村財団(芸術の国際交流の助成)
科研費:平成30~令和3年度 基盤研究(C) 「北方圏の風土を生かした資質・能力育成の基盤研究:北欧との造形教育交流と比較から」
【お問い合わせ】
秋田公立美術大学(尾澤 勇)
TEL:018-888-8108 メール:i-ozawa@akibi.ac.jp
秋田公立美術大学附属高等学院(岸上 恭史)
TEL:018-828-4127 メール:kishigami@akibi.ac.jp