2011年の東日本大震災。岩手県大槌町は、町長も犠牲になったように最も被害の大きかった場所の一つである。津波に加えて火災も発生した。小学校も中学校も軒並み水没、あるいは焼け焦げた。町教育委員会は機能を停止した。新学期は目前であった。「再開なんかできっこない」誰もがそう思った。
そんな中、失意の底の教職員らを支え、再び立ち上がらせ、「子ども達のためならできる」という思いで奇跡の学校再開にこぎつけた。
学校再開をただ一人委ねられた武藤氏の歩みを振り返りながら、「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」の3つの視点や「チームとしての学校」の視点を持つとともに、地域住民や教職員と連携した組織的対応の重要性についてお話し頂きます。興味のある方はぜひ聴講してください。
日 時:2018年6月21日(木)8:50~10:20
会 場:秋田公立美術大学 講義室3
対 象:学生、教職員、一般(一般聴講者の定員は40名)
電 話:018-838-0294(美術教育センター)
入場料:なし
<講師>
武藤 美由紀(むとう みゆき):
岩手県教育委員会事務局 学校教育課 主任指導主事
1991年4月~2009年3月 盛岡市・宮古市 公立小学校 教諭
2009年4月~2014年3月 釜石•沿岸南部 教育事務局(大鎚町派遣・駐在)指導主事
2014年4月~現在 岩手県教育委員会事務局 学校教育室 指導主事を経て主任指導主事