秋田市大森山動物園と秋田公立美術大学が連携し、大森山公園一帯を利用したワークショップやアート作品の展示、ガイドツアーなどを実施する「大森山アートプロジェクト」を開催します。
本学と大森山動物園は、平成27年〜29年度にかけてアートイベント「大森山Arts&Zoo」を開催し、美大生によるアート作品を継続的に園内に展示してきました。平成29年度には、本学と大森山動物園の連携協力に関する覚書を締結し、地域への想いを込めた「大森山アートプロジェクト」へと発展し、動物園内だけでなく大森山公園へと開催エリアを広げることとなりました。
期間中は、親子を対象とした工作ワークショップ「Zoo de 工作」や、本学教員によるイヌワシ「鳥海」をイメージしたガラス作品(新作)の展示・解説、また、動物園外では、新たなアートサインの設置や彫刻の森ガイドツアーを開催します。
大森山公園の自然を感じながら、学生たちや教員によるイベントをぜひお楽しみください。
【Zoo de 工作(ワークショップ)】
秋田公立美術大学が考案した、子どもの「科学的思考」と「創造性」を育む楽しい工作キットを用いたワークショップです。大森山動物園が繁殖計画を担う絶滅危惧種のニホンイヌワシや百獣の王ライオン、美しい羽と大きなクチバシ、興味深い食事の仕方をするサンショクキムネオオハシ等、動物の骨格や形態、生態などの特徴を模式化した構造の工作キットを用いて生物学的視点と工学的視点を養い、美しい動物の色彩やパターンの塗装が創造性を育みます。当日は、キットの考案・制作、ワークショップの企画立案を行った美大生と教員が指導します。
開催日程 2018年7月29日(日)、8月11日(土)、9月15日(土)
いずれも10時〜16時
対 象 者 5才以上の児童(保護者同伴・保護者にも参加いただく場合があります)
材 料 費 500円〜(工作キットの種類で異なります)
※大人は入園料720円が別途必要
※各日3〜4種で計100個のキットがなくなり次第終了
【オープニングイベント】
① イヌワシ「鳥海」をモチーフにしたガラス作品展示
秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻教授・小牟禮尊人(ガラス作家)による、大森山動物園のシンボルであった世界最長の47年間生きたニホンイヌワシ「鳥海」の姿を永遠に残そうと、頭骨標本をもとにしたガラス作品として制作し、園内に展示します。
日程 2018年10月14日(日)10時頃〜(予定)
② 動物園から大森山公園へ アートサインの制作・設置
大森山動物園から大森山公園一帯への展開を示す、動物園からキャンプ場・グリーン広場・彫刻の森への誘導サインを、美大生が企画・制作します。また、新屋地区にも美大教員デザインによる大森山公園へのサインを設置する予定です。
日程 2018年10月14日(日)11時頃〜(予定)
③ 彫刻の森ガイドツアー
杉木立が美しい「彫刻の森」に設置された彫刻作品を、徒歩1時間程度のコースを歩きながら鑑賞するガイドツアーを実施します。アートサインを辿って彫刻の森に行き、秋田彫刻連盟会長などを講師としてお招きし、点在する作品を解説いただきます。
日程 2018年10月14日(日)①11時頃〜、②13時30分〜(予定)
【お問合せ】
NPO法人アーツセンターあきた(担当:田村・石山)
[TEL]018-888-8137
[FAX]018-888-8147
[E-mail]info@artscenter-akita.jp
秋田市大森山動物園(担当:吉田)
[TEL]018-828-5508
[FAX]018-828-5509
[E-mail]ro-inzo@city.akita.lg.jp