本学では、仙北市との連携協力協定に基づき、同市の代表的観光地である田沢湖の最寄り駅として観光客をお迎えする秋田内陸縦貫鉄道(株)の松葉駅魅力度アップ事業に取り組んできました。
フィールドワークや関係機関とのミーティングを踏まえて、学生4名と担当教員(ものづくりデザイン専攻今中隆介教授、景観デザイン専攻井上宗則准教授)が駅舎のデザイン制作を行い、協力事業所(※)と共に令和4年7月9日(土)に改修工事を実施しました。
既に成立している「小さな無人駅のあるランドスケープ」を壊さずに、松葉駅にしかない固有性を駅舎の外観(グラフィックデザイン)・内観(木質化)に与えることで、「松葉駅のあるランドスケープ」へと発展させることを試みました。
7月24日(日)に、仙北市等によるお披露目会が開催され、秋田内陸縦貫鉄道(株)から感謝状の贈呈を受けました。また、学生がデザインのコンセプト説明を行ったほか、メイキング写真展も催され、今後、1か月程掲示されます。
※今回の事業では、次の事業所から多大な協力を得て実施しています。
材料供給:藤島木材工業(株)
制作協力:(有)萩原製作所
駅舎に国鉄時代の駅名標を再現 8種類の県産材を使用し木質化を図った内部