本学では、コロナ禍で海外渡航等が大きく制限を受ける中、多様な価値観や異なる文化に触れる機会を創出するため、大学間の垣根を越えた学生交流事業を展開しています。
10月30日(土)、異なる領域を学ぶ学生との交流や対話を通して、自らの視野を広げ、思考を深めることともに、今後の研究活動等を見据えた新たな視座を養うことを目的として、本学と国際教養大学の学生による合同「吹きガラス体験」イベントを実施いたしました。
東北随一の設備を誇り、歴史と趣のある秋田公立美術大学内のガラス工房※で、秋田公立美術大学と国際教養大学の学生が素材の性質や造形を学びながら、共同でガラス作品を制作しました。
※昭和9年に建設された旧国立農業倉庫棟を改修し、実習棟として活用しています。
自己紹介を兼ねて出身地や興味関心のある分野を互いに発表。
全国各地から様々な領域を学ぶ学生が秋田に集っていることを実感しました。一方で、地元が隣の中学校同士という運命的な出会いもありました。
ガラスで制作するデザインをラフスケッチ。
「今日は普段目にするような既存の造形から頭を切り離してください」瀬沼先生の言葉に美大を感じます。当日はガラスを学ぶ秋美の3年生がサポートに入りました。
小牟禮先生のデモンストレーション。
ガラスの性質や特色から光ファイバーの仕組みまで幅広いテーマのレクチャーでした。
いよいよ吹きガラス体験。
思い通りにならない素材を、少しずつイメージに近づける思考と作業を繰り返します。多くの工程が重なり、作品が制作されていることを学びます。
イベント終了後の集合写真。
今後の交流に向けて互いの連絡先を交換する姿も見られました。
本学では自分が属している常識や文化、価値観を客観視できるよう、他大学との様々な交流活動を通してアフターコロナを見据えた国際交流活動を今後も展開していきます。
※本イベントは、感染症対策を講じた上で実施しています。吹きガラス制作時、写真撮影時のみマスクを外しています。