本学アーツ&ルーツ専攻および大学院複合芸術研究科の唐澤太輔准教授が『南方熊楠の見た夢-パサージュに立つ者-』(勉誠出版2014年)で、第13回湯浅泰雄著作賞(人体科学会)を受賞されました。おめでとうございます!
故湯浅泰雄氏(1925〜2005年)は、日本思想史や東洋思想、さらに深層心理学や身体論など領域横断的・複合的な研究を行った哲学者として知られています。
唐澤准教授は、アーツ&ルーツ専攻および大学院で、南方熊楠の思想をベースとしながら、夢や粘菌、華厳思想とアート的思考の接続を中心に教育・研究を行なっています。
受賞した『南方熊楠の見た夢―パサージュに立つ者―』は、知の巨人と称された南方熊楠(1867〜1941、博物学者)が見た多彩な夢と創造的活動のプロセスとの関係を、哲学、深層心理学、歴史学を横断しながら明らかにした著作です。