平成29年10月11日(水)、台湾の台南應用科技大学と本学が、国際交流協
定を締結しました。国外の大学と協定を結ぶのは、今回が初めてとなります。
この協定は、台南應用科技大学と秋田公立美術大学の両機関における学術的成果
の向上と、教育機関としての目標達成能力の向上を目的とし、今後、教員や学生の
交流を進め、双方の教育環境を充実させていくことを目指します。
【台南應用科技大学】
台南應用科技大学は、台湾国台南市にある私立総合大学で、デザイン学部、芸術
学部のほか、観光や経済分野の学部の5学部から構成されています。デザイン学部
および芸術学部は、陶芸工房や版画工房、コンピュータルーム、金属工作室、陶芸
工作室、演奏ホールなどの施設を有しており、充実した教育環境にあることが特徴
です。
海外の大学等との交流を深め、世界中に拠点を拡げることにも力を入れてお
り、アジア、欧州各国からの留学生を始め、日本語を話せる学生や教員も多数在籍
しています。また、キャンパス内に学生寮、託児施設などがあるほか、学生が授業
の一環で管理に携わるホテルや食堂もあり、学外にもひらいた大学として、地域に
根付いた教育を行っています。
【これまでの経緯】
台南應用科技大学とは、平成26年度以降、両大学の教員が互いに双方の大学を訪
問するなどして、交流を重ねてきました。
今年4月には、両大学の学長が面会し協定締結の最終確認を行ったほか、台南應
用科技大学で本学の教員2名(山本准教授、石倉准教授)が、本学の特徴や秋田の
文化、さらには、それぞれの研究分野について、現地の学生に向けて特別講義を行
いました。