市民団体「trunk」および本学主催の「Here Comes Everybody! ヒア カムズ エブリバディ!」(企画・キュレーション:ビジュアルアーツ専攻曽根博美教授)の合同企画として、展示イベント「When we talk about us,」を開催します。ぜひご覧ください。
会期:2023年11月20日(月)~12月2日(土)※火曜日休館
※「Here comes everybody!」は22日(水)に開始。20日は搬入の様子をご覧いただけます。
時間:9:00~21:00
場所:秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町3番16号)
入場:無料
2023年11月20日の「トランスジェンダー追悼の日」から始まり12月2日まで、秋田駅からほど近い秋田市文化創造館が会場です。
会場1階では、秋田を拠点に活動するグループ「trunk」によるフリースペースを用意します。トランスジェンダーの人々への差別に反対し対話を考えるプロジェクト「例えば(天気の話をするように痛みについて話せれば)」の活動として、会場にはジェンダーやフェミニズムに関する本や漫画、ZINEや作品を並列に展示し、鑑賞者に今必要な情報との出会いを提供します。
悪質なデマや恐怖を煽るような言葉がSNSに溢れているからこそ、落ち着いて考えられる場が今必要だと考えています。
会場では今年『トランスジェンダー入門』を共著で出版した高井ゆと里など、日本で活動する著名人を招いたトークイベントを複数開催します。
都心に情報や機会が集中してしまうからこそ、秋田で自分や他者のジェンダーについてゆっくり考える場を作ります。
2階、3階では、ジェンダーを軸として構成されたグループ展「Here comes everybody!」を開催します。
他者との違いを受け入れること、受け入れないこと、受け入れられないことの3つを大切に、一人一人の語りから、私たちが共に存在していくためにはどうしたら良いのかを考える展示構成となっています。
キュレーションは、秋田公立美術大学教員で、ソーシャルワーカー・心理療法士として働いてきた経験のある西原珉が務めます。
参加作家には、現在活躍中の8組の若手アーティストと共に、秋田公立美術大学の在学生や卒業生を加え、会期中も作品やパフォーマンスが増え続ける流動的な作りが特徴です。
道徳的な答えではなく、複雑で多様な、「整わない」個人の表現を通して、どのような語り、語りかけが今私たちに可能なのかを考えます。
当初、全く別物として進んでいた2つの企画が出会い、レコードの表と裏のように独立しながらも共存する形に変化していったのは、1つの連帯の形でもあります。
その様子をご覧いただけますと幸いです。
○出展作家
・岩瀬海
・乾真裕子
・石原海
・金川晋吾
・ケルベロス・セオリー
・中谷優希
・中島伽耶子
・Moche le cendrillon
・栄前田優樹(ビジュアルアーツ専攻4年生)
・岡崎あかね(ビジュアルアーツ専攻4年生)
・依田碧(ビジュアルアーツ専攻4年生)
・板橋なつみ(ビジュアルアーツ専攻4年生)
・安藤陽夏里(ビジュアルアーツ専攻3年生)
・川田翔子(ビジュアルアーツ専攻3年生)
・上村ひなた(美術学部2年生)
・小谷真夕(美術学部2年生)
・高谷和(美術学部2年生)
・ブラネン新那サイデ(美術学部2年生)
・五社光希(美術学部1年生)
・佐藤穂波(美術学部1年生)
・津川沙千(美術学部1年生)
・西原珉+荒木直子(国際教養大学)
・佐々木香里
問合せ:Here comes everybody!展事務局(mail:here.comes.everybody@gmail.com)
ビジュアルアーツ専攻教授 曽根博美(h_sone@akibi.ac.jp)
Instagram:@here_comes_everybody2023