開学10年_今までと_これから
秋田公立美術大学開学10周年記念展は、四年制大学開学からの10年間に醸成された、地域と密接につながる秋田公立美術大学(あきび)特有の問題意識に裏付けられた教育・研究方針とその方法論に基づく成果を、市⺠と共にふり返る場として企画しました。市⺠に支えられながらも市⺠へ問いを投げかけ、共に芸術を介した新しい価値観と生活を思い描くことを目指しています。
つくるをともに創る
本展覧会は以下6つの章により構成します。
- 美大(あきび)の入試
秋美の入試とは何か?入試の意図、過去の入試モチーフ、解答を赤裸々に展示。 - 風景を拓く
学生の描く心象風景から教員による都市計画まで、変容していく地域の風景。 - 過去の再定義
固定化された価値を新しく柔らかなものへと捉え直す試みとその対象の発見。 - 歩く・聴く・探す
「秋美型フィールドワーク」から獲得されたさまざまな視点。 - 未来をつくる
社会の諸相と多様化を踏まえ、より良い未来に向けて秋美ができること。 - 越境する表現者たち
秋田の環境と秋美の教育が育んだ現役生〜卒業生による新たな芸術領域への挑戦。
これらの章立てが織りなす説話的な効果として、鑑賞者が秋美という未知の施設に足を踏み入れ(=入学)、いくつかの学内成果や関連表現を鑑賞・体験することで、秋美が何を探求し、どのような成果を上げているのかをひとりの「学生」として追体験しながら、最終的に卒業制作を中心とした作品群を通り抜けるまで(=卒業)を疑似体験するという物語を形成します。
作品・資料展示のほか、「市⺠の声」「学生の本音」などをヒアリングした映像コンテンツも紹介します。
- 会期
- 2023年7月6日(木)~8月7日(月)
- 開館時間
- 月~金 12:00~20:00 ※8月4日(金)は10:00~20:00
土・日・祝日 10:00~20:00、最終日8月7日(月)は10:00~19:00
- 会場
- 秋田市文化創造館
- 休館日
- 火曜日(火曜日が休日の場合は翌日)
- 観覧料
- 無料
- 出展者(50音順)※教員は氏名のみ表記
- 秋田公立美術大学粘菌研究クラブ、浅香遊(2019年卒)、石前詞美(学部4年)、石山友美、井上豪、井原ひかる(2020年卒)、今中隆介、岩瀬海(2023年修了)、NPO法人アートリンク うちのあかり、大越円香(2020年卒)、岡﨑未樹(2021年卒)、小原詩音(学部2年)、小山真実(2017年卒)、折出裕也(2019年卒)、加藤正樹(2020年卒)、川口朱德(修士2年)、菊地百恵(2018年卒)、草彅裕、求源(2020年修了)、工藤結衣(2021年卒)、熊谷晃、小杉栄次郎、小松千絵美(2020年卒)、齋藤大一(2020年卒)、佐々木大空(2021年卒)、佐藤朋子(ゲスト作家)、佐藤若奈(修士2年)、正保千春(2020年修了)、須賀亮平(2019年修了)、菅原香織、菅原果歩(2023年卒)、杉澤奈津子(2022年卒)、関口史紘(2022年卒)、五月女かおる(2019年卒)、髙橋香澄(2019年修了)、瀧谷夏実(2023年卒)、徳川美稲(2022年卒)、冨井弥樹(2020年卒)、永沢碧衣(2017年卒)、西永怜央菜(2018年卒)、西原珉、早川優風(2022年卒)、壹ツ石涼里(2023年卒)、日比野桃子(2021年修了)、福住廉、藤本尚美(2015年卒)、保坂剛志(2009年美短卒)、真坂歩(2018年卒)、増田美優(学部4年)、茂木美野子(2020年卒)、森田明日香(2022年卒)、森山之満(2022年卒)、柚木恵介、吉田真也(2017年卒)、渡辺美紀(2022年卒)
- 全体統括
- 岩井成昭
- キュレーション
- 岩井成昭、小杉栄次郎、瀬沼健太郎
- 会場構成
- 小杉栄次郎
- 映像コンテンツ
- 萩原健一
- 関連イベント
- 瀬沼健太郎
- 会場デザイン
- 石川昌&CD専攻学生チーム
- 制作
- P3 art and environment
- 主催
- 公立大学法人秋田公立美術大学
- 後援
- 秋田市、秋田魁新報社、NHK秋田放送局、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送、CNA秋田ケーブルテレビ、あきびネット
お問合せ
秋田公立美術大学事務局企画課
〒010-1632 秋田県秋田市新屋大川町12-3
TEL 018-888-8478
E-mail kikaku@akibi.ac.jp