秋田空港1階手荷物受取所スペースにて、本学研究生の大平真子さんの作品「オフェリング オブ」を展示しています。秋田空港をご利用の際は、手荷物受取所でぜひ足を止めてご鑑賞ください。
展示期間:平成31年2月21日(木)~令和元年8月7日
展示場所:秋田空港1階手荷物受取所スペース(秋田県秋田市雄和椿川山籠49)
展示作品:「オフェリング オブ」
「オフェリング オブ」
大平は鑑賞者と作品との関係性について研究しており、視覚的に特殊な鑑賞体験を与えることでより密に鑑賞者と関係を築けるのではないかと考えています。
展示作品である「オフェリング オブ」は、白い背景に緑と赤の花が描かれた作品ですが、白い背景にも花の絵と同様に花びらのようなモチーフが白い絵の具で描かれています。正面からではそれには気付きづらく、様々な角度から見ることで光が反射し白いモチーフの形が浮かび上がってきます。
作品を構成する単一のモチーフに名前はありませんが、それは大平の中の美しさを図式化したものであり、作品が美しくあるために必要不可欠な要素で、作品を構成する単位が美しいものであれば、作品全体も美しくなると考えています。
今後は一般の建築物に作品を設置し、絵画作品本来の装飾品としての役割と現在行っている研究が両立できるものなのかを検証したいと考えており、そのための建築物(階段や湾曲した壁面)を探しています。
大平真子(おおだいら まこ)
平成7年 青森県黒石市生まれ
平成29年度 秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻卒業
現在、秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻研究生
八戸工業高等専門学校を卒業後、本学ビジュアルアーツ専攻へ編入学し、制作活動を始めた。編入学以前は化学を学びレアメタルの抽出方法について研究をしている。
本展示は、本学と秋田空港ターミナルビル株式会社様が協働で実施しており、公共的施設等の未利用空間を新たな情報発信の場と位置づけ、絵画や映像、デザインなど、それぞれの場の特性に応じた多様な芸術表現を用いながら、美術大学らしい特色ある空間作りを展開する事業の一環として開催しています。
【お問い合わせ】
秋田公立美術大学事務局企画課
TEL:018-888-8478
MAIL:kikaku@nts.akibi.ac.jp