秋田公立美術大学では、公共的施設等の未利用空間を新たな情報発信の場と位置付け、美術大学らしい特色のある空間づくりを目指し、秋田空港ターミナルビル株式会社と協働して今年7月から作品展示を行っています。
今回、秋田空港1階パブリックスペースでの作品は、液晶ディスプレイを用いたデジタルサイネージの形態を活用し、公共空間での作品展示や情報端末としての可能性を探るプロジェクト「スタンバイスクリーン」の第一弾として、本学3年生の南林いづみさんが制作した絵画作品を、4台の液晶ディスプレイで再構成した作品「シリーズ Vol.01『シャイニング・トロピカル』」を公開しています。
秋田空港へお越しの際は、ぜひ足を止めてご鑑賞ください。
【秋田空港1階パブリックスペース】
「スタンバイスクリーン|standby screen」
南林いづみ/ Minamibayashi Izumi
「シリーズ Vol.01『シャイニング・トロピカル』」
展示期間:平成29年12月12日〜
※期間中は、入れ替えを行いながら作品を紹介します。
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title「シャイニング・トロピカル」
「花が好きだった。特に強烈な色彩があり、あまったるい匂いの花を見たり触れたりすることが好きだった。儚いイメージというよりは、がめつく増殖する様子に惹かれる。また道路にあった腐敗しかかった猫の礫死体を見たときに、そのにおいは花のにおいに似ていると感じた。生命と死、暴力、さまざまなイメージが絡み合う様子を描こうとした。強烈な色と密度を重要とし、それを最優先に描くことで、空間は浅くなり、その浅い空間のなかに花がひしめき合うかたちになった。」
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南林 いづみ/ Minamibayashi Izumi
長野県北相木村出身。秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻3年在籍。
花や肉食獣、格闘家などが持つ暴力的なイメージをモチーフとし、油彩による平面作品を制作している。
【お問い合わせ】
お問い合わせ:秋田公立美術大学事務局企画課
TEL 018-888-8478
メール kikaku@nts.akibi.ac.jp